The 12th International Conference on Separation Science and Technology (ICSST23)
分離技術会
- 実行委員長
- 滝山 博志 氏
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Q1沖縄を開催地として選んだ理由はなんですか。また、その魅力をお聞かせください。
International Conference on Separation Science and Technology(ICSST)は3年毎に開催される、分離技術に関する国際会議で、本来2020年に開催予定でしたが、COVID-19感染拡大のため延期となり、2023年に開催いたしました。前回から6年ぶりの開催となるため、参加者にとって、場所が魅力的で、国内ならびに海外からもアクセスが良い場所とという条件で候補地を探すことにしました。その際、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の案内を見つけ、「コンベンション開催支援」および「ミーティング・コンベンション開催歓迎事業」に応募可能であることがわかりました。実行委員会にて沖縄という唯一無二のリゾート感によって、参加者の満足度も高くなるという確信のもと、支援事業にも挑戦するとして沖縄開催を決定しました。アジア各地の文化を巧みに融合させて進化した沖縄の文化も参加者にとって魅力的だったと確信しています。
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Q2開催にあたり、主催者として工夫した点、こだわった点などについてお聞かせください。 (総会、分科会、エクスカーション、その他について)
主催した分離技術会は、物質を分けることに特化した学会で、蒸留、抽出、晶析や吸着などを専門にする研究者や技術者が集う学会です。沖縄には、泡盛や黒糖など代表的な特産物がありますが、泡盛製造には蒸留技術が用いられていますし、黒糖製造には結晶化技術すなわち晶析技術が用いられています。そこで、沖縄県内企業と連携したプログラムとして、学会のポスターセッションの合間には、地元企業による、泡盛と黒糖の物販を、そして、懇親会には同企業による試飲と試食が楽しめるようにお願いをしました。学会に関連する内容として企画を工夫しましたが、参加者の皆様には好評で、地元企業の宣伝にもなったと思います。また、ミニエクスカーションとして、まさひろ酒造株式会社とDMMかりゆし水族館を訪問いたしましたが、こちらにも学会に関連した分離技術に関する装置が導入されており、こちらも参加者には満足して頂けました。
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Q3沖縄でのイベント開催を検討される主催者へのメッセージをお願いいたします。
今回の学会では、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)にご用意頂いた「ミーティング・コンベンション開催歓迎事業」を大いに活用させて頂きました。1つは懇親会での芸能アトラクション派遣です。ICSSTはアジア地区からの参加者が多く、比較的若手の参加者が多いことから、創作エイサーを選択しました。伝統的エイサーをもとにして創られていながら、華やかな衣装での切れの良い振り付けで、会場の皆さんが熱心に鑑賞していたのが印象的でした。那覇空港は国内でも様々な地域からの空路があり、また近隣諸国からの直行便も多く、国際会議を行うには非常に魅力的だと思いました。また、OCVBや地元企業の支援も手厚いので、国際会議を企画している団体の方は、沖縄での開催を一度検討して見ると良いと思います。
- 開催日 :
- 2023年11月15日~2023年11月17日
- 会 場 :
- 沖縄県市町村自治会館 および 沖縄ハーバービューホテル
- 主 催 :
- 分離技術会
- 代表者名:
- 実行委員長 滝山 博志 氏
- 参加人数:
- 316名
スケジュール
1日目:チェアパーソンズミーティング・ウエルカムレセプション
2日目:招待講演・一般講演・テクニカルランチョン・ポスターセッション・懇親会
3日目:一般講演・ポスターセッション・ミニエクスカーション