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主催者インタビュー

第4回日本フットケア・足病医学会年次学術集会

順天堂医院 足の疾患センター 会長 田中 里佳 氏

順天堂医院 足の疾患センター

会長
田中 里佳 氏
  1. Q1沖縄を開催地として選んだ理由はなんですか。また、その魅力をお聞かせください。

    長引くコロナ禍のために、各学会総会がオンラインやハイブリッドによる開催となりましたが、フットケアや足病の領域では、学術的な研鑽だけではなく技術的な指導や治療者同士の交流などが重要となるので、できるだけ現地開催する方向で会場を検討していました。
    日本フットケア・足病医学会年次学術集会は例年の参加者が2000人に上る医療系では比較的大規模な学会のため、開催できる施設が限られています。当初は自院に近い関東での開催を考えていたのですが、沖縄コンベンションセンターでもこの人数を収容できることが解りました。
    沖縄は誰もが一度は訪れたいと思う日本を代表する観光地で、青い海と空は全ての人を魅了します。久しぶりに会う仲間と、温暖な気候の中で楽しく情報交換し、切磋琢磨できる会場としてこれ以上の場所はないと判断しました。また、年末の休暇には少し早かったのですが、学術集会終了後にご家族と一緒に観光できることも決め手の一つとなりました。

  2. Q2開催にあたり、主催者として工夫した点、こだわった点などについてお聞かせください。(総会、分科会、エクスカーション、その他について)

    せっかくの機会なので来場者にできるだけ「沖縄らしさ」を感じていただける会にしたいと思いました。ポスターは海と空の青を背景にデイゴやサンダンカ、オオゴチョウをモチーフに作成した花を配しました。休憩コーナーには沖縄限定のお茶やサーターアンダギー、ランチタイムにはタコライスのキッチンカーを準備し、会場から出なくても沖縄を堪能できるよう工夫しました。懇親会での泡盛の試飲や名桜大学のエイサー隊による演舞など、地元の方々にも沢山のご支援をいただきました。
    また、covid-19の5類移行を受けて来沖者が増加しレンタカー予約やタクシー乗車が難しいと聞きましたので、シャトルバスの運行や大型タクシーの手配も行い、参加者の利便性を確保しました。
    本学会参加が初めての沖縄訪問となる来場者も多数いましたが、学術集会での研鑽にとどまらず、沖縄の魅力も十分に楽しんでいただくことができ、記憶に残る学会になったと思います。

  3. Q3沖縄でのイベント開催を検討される主催者へのメッセージをお願いいたします。

    「開催地は沖縄」とわかった時点で、学会員はワクワクした気分になると思います。それは演題発表やそこに至るまでの研究、データ整理に対するモチベーションを大いに向上させます。現地来場の参加者による白熱した議論や楽しそうに交流している笑顔を見ると、それなりにあった遠隔地開催による主催者の苦労は帳消しになります。大勢の参加者に恵まれ、沖縄で開催できて良かったと思っています。
    開催における詳細な情報提供や会場費の補助など、沖縄観光コンベンションビューローをはじめとする現地の皆様の手厚い支援の元、無事に学術集会を終えられたことに深く感謝しております。また、機会がありましたら、学会・研究会を沖縄で開催したいと願っております。

第4回日本フットケア・足病医学会年次学術集会 第4回日本フットケア・足病医学会年次学術集会
開催日 :
2023年12月23・24日
会 場 :
沖縄コンベンションセンター
主 催 :
順天堂医院 足の疾患センター
代表者名:
会長 田中 里佳 氏
参加人数:
2,194名(海外5名、県外2,065名、県内124名)

スケジュール

1日目:会長講演、特別講演、シンポジウム、特別企画、一般演題、ランチョンセミナー、スポンサードセミナー、イブニングセミナー、スイーツセミナー、ハンズオンセミナー、全員懇親会
2日目:シンポジウム、特別企画、一般演題、モーニングセミナー、ランチョンセミナー、スポンサードセミナー、ハンズオンセミナー