沖縄が選ばれる理由

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サステナビリティ

沖縄MICE開催におけるサステナビリティガイドライン

沖縄県および沖縄観光コンベンションビューローでは、MICE開催地として選ばれ続け、進化を続ける沖縄の実現を目指し、主催者、事業者双方のサステナブルな取り組みを支援するツールとして「沖縄MICE開催におけるサステナビリティガイドライン」を策定いたしました。

本ガイドラインは、県内や国内外の事例の紹介や各主体の取り組みをセルフチェックできるチェックシートを備え、本県でMICEを開催する主催者や開催をサポートする県内事業者の皆さまがサステナブルな取り組みを進めやすくなるような工夫を施しております。皆さまの身近に置き、ご活用いただけますと幸いです。

沖縄MICE開催におけるサステナビリティガイドライン
サステナビリティガイドライン
セルフチエックシート

沖縄県内のサステナブルな取り組み事例

沖縄県内のサステナブルな事例を紹介します

サスティナビリティガイドラインを活用した国際会議の例 SPNHC-TDWG2024合同大会

サスティナビリティガイドラインを活用した国際会議の例

SPNHC-TDWG2024合同大会

アジア初開催となるSPNHCとTDWGによる合同大会が2024年9月2日から9月6日まで沖縄コンベンションセンターで開催されました。本大会は、主催者・運営事業者が開催地域の持続可能性等への配慮を意識したMICE運営に取り組み、 MICE開催による環境負担の軽減や豊富な自然環境の保護する視点だけではなく、開催地の理解促進や相互交流を目指して開催されました。
そこで今回、OCVBが事務局を務める沖縄MICEネットワークのサステナビリティ部会が参画し「沖縄MICE開催におけるサステナビリティガイドライン」に基づいた監修、助言を行いました。国内の国際催事において、企画からフォローアップまで一貫してサステナビリティガイドラインを適用した導入した事例が少ないなか、本大会は、沖縄におけるサステナブルなMICE運営の参考になる取り組み事例となりました。

宿泊施設の事例 ロイヤルホテル沖縄残波岬

宿泊施設の事例

ロイヤルホテル沖縄残波岬

ロイヤルホテル沖縄残波岬は、500 人以上収容可能なバンケットホールを2つ持つ、MICE 利用の多いホテルです。残波岬、残波ビーチに隣接し、残波ビーチの運営も行っています。隣の宇座ビーチにおいてウミガメの産卵時期には、海岸遊歩道を早めに消灯し、ビーチも18:00 の営業終了後は消灯する等、野生動物を光害(ひかりがい)から守る活動をしています。このウミガメ産卵時の消灯については、近接のホテル「ホテル日航アリビラ」も共に活動をしています。(SDGsのゴール:14海の豊かさを守ろう・15陸の豊かさも守ろう・17パートナーシップで目標を達成しよう)

PCOの事例 株式会社沖縄コングレ

PCOの事例

株式会社沖縄コングレ

沖縄コングレは、コンベンションの開催・運営をサポートする会社です。学会では口頭発表のほかに、研究開発の成果等をまとめたポスターを掲示して行われるポスター発表があります。使用するパネルは、学会ごとに経師紙を張り替えるのが一般的です。経師紙の大量廃棄を防ぐため、同社では、協力企業との連携によりポスターをマグネットで貼り出す金属製のパネルを製作し、既に多数の再利用実績があります。(SDGsのゴール:12つくる責任 つかう責任)

かりゆしウェアをシェアリング BAGASSE UPCYCLE

かりゆしウェアをシェアリング

BAGASSE UPCYCLE

沖縄県の基幹農作物であるサトウキビの搾りかす「バガス」を原材料にしたかりゆしウェアのレンタルサービス。販売ではなくシェアリングサービスとすることで循環型経済を実現しています。生地は、美濃和紙の製造技術が用いられ和紙加工されたものを撚り合わせて糸にしています。織り上げは国内でも有数のデニム産地である広島県福山市で行っており、まさに日本の技術の結晶です。製品寿命後にはウェアを炭化し、土地改良剤として再びサトウキビ畑に還すなど、自然環境に配慮した仕組みとなっています。かりゆしウェアの着用による非日常感の演出で参加者の盛り上がりを生むことはもちろん、環境にやさしいイベントの開催が実現できる、新しく沖縄らしいサステナブルなMICE開催のご提案です。

手軽にクリーンアップ体験 マナティ

手軽にクリーンアップ体験

マナティ

「地域と繋がるあったかい心の旅」をテーマとしたプログラム。CSR活動として馴染み深い「ビーチクリーン活動」を、MICE参加者だけで完結させるのではなく、地域の方(パートナー)と共に活動することで交流が生まれ、クリーン活動後の「地域散策」を通じて訪れた地域の自然、文化への理解を深めます。参加者からは、”地元の人との関りが持て学びや発見があった”、”グループでの活動が参加者間の交流を促進した”などの好評価を頂いています。「地域貢献+地域住民との交流」により、参加者の満足度を高めることはもとより、MICEの開催価値を更に高めることが期待できます。

サンゴの生態から学ぶ 沖縄ダイビングサービスLagoon

サンゴの生態から学ぶ

沖縄ダイビングサービスLagoon

サンゴの生態を通して自然環境、社会、経済の循環を学ぶプラン。法人向けにはサンゴ礁の基本的レクチャーのほか、保全活動を通じたSDGsへの取り組みなど内容のカスタマイズが可能です。レクチャーに加えてサンゴの苗作りを行うことができ、予算に応じて実際の植え付けダイビングも可能です。実施にあたっては地域の漁協や環境コンサル、学術研究機関などのサポートも受けており、環境に優しいダイビングやシュノーケリングの国際的ガイドライン認定を受けたスタッフもいるため安心して参加いただくことができます。

外国人宅へまちなか留学 HelloWorld

外国人宅へまちなか留学

HelloWorld

沖縄に暮らす外国人宅でのホームステイや日帰りでの交流プログラムのご提案。出身国や家庭により異なるホストファミリーの文化、食べ物、ライフスタイル、ビジネス慣習などを体験することで、日本における多文化共生について学ぶことができます。グローバル化、雇用ニーズや価値観の多様化に順応できるマインドセットが身に付き、グローバル社会に必要なダイバーシティスキルが高められる内容となっており、日本にいながら世界各地に留学体験できるプログラムです。

やんばるの森をEVバスで行く JAL JTAセールス

やんばるの森をEVバスで行く

JAL JTAセールス

日本トランスオーシャン航空(JTA)が開発した「やんばるの森ネイチャーガイドツアー」。やんばる国立公園や世界自然遺産エリア付近をゆったり楽しむネイチャーツアーとなっており、催行にあたっては世界持続可能環境協議会(GSTC)基準を参考に自主ルールが策定されています。ツアー車両にはEVバスを導入しており、二酸化炭素(CO2)排出削減のほか、時速20km以下の低速走行によるロードキル対策など、野生生物への配慮も行っています。環境への配慮から1グループ当たりの参加人数は少ないものの、プレミアム感が生まれ、貸し切り利用の人気も高いツアーとなっています。